なんだか夫婦関係がうまくいかないという相談の中で
「境界線を引く」というワードが出てきたからこのことについて書いてみます。 【境界線って何だろう?】 これは私が腑に落ちた考え方で、誰か偉い心理学の人が言ったかどうかは知りません(笑) (でも夫婦関係改善のために苦労して自力で見つけた何かは、
たいてい〇〇心理学ですでに研究しつくされている。出遅れ感ハンパなし) 昔々の私の話。 最初の結婚、20代。 相手に求めるものが大きすぎて多すぎてついでに重すぎて
今思えば相手と自分の境界線なんかぐちゃぐちゃだった。 <結婚したんだからあなた私のことがわかってて当たり前でしょ> <私だってあなたのこと全部わかってる!> …何ならそれが愛だと思ってた節さえある。 20代の私よ、
わからないよ。他人だもん。 すべて知ることなんかできないよ。他人だもん。 5分後の自分の気分すらわからないのに、他人のことなんか わかるはずがないのよ。 それぜーんぶ妄想だから。 いやぜーんぶは言い過ぎか。 でもそれくらいに思っておいた方がいい。 うまくいってない夫婦は、たいてい相手のことをこう言う。 「多分〇〇って言うと思う」
「多分〇〇すると思う」 「それ相手に聞いてみた?」 「いや聞いてないけど多分そう」 実際聞いてみると「多分」は覆される。 特に何が欲しいか?どうしたいか?は思ってもみない答えが 返ってくるよ。 私はそこで気がついたんだ。あ、他人だ!って。 正確に言うと今の夫にも同じことしそうになって、 こりゃダメだと思って「答えは相手が持ってるから聞く」を 練習し始めたのね。 これが相手と自分の間に境界線を引くということなのです。 自分の中に誰かを入れてしまうのもダメだし、 自分が相手の中に入り込むのもダメ。 ☆「境界線を引いてしまったら、相手との間に太い絆ができないのでは?」
という質問を受けました。 大切な人だから、線なんか引かずに曖昧にしておきたいのね。 なんでも共有している感覚が絆だと感じているのかもしれない。 私は境界線がないと絆は築けないと考えています。 境界線は自分を守る大切なもの。 誰かの言いなりになったり、誰かの人生を代わりに生きるのは
本当の絆じゃない。 しっかり自分の頭で考えて、自分で選んで、
自分の足で立っていられる者同士が絆でつながれたとしたら。 こんなに自由で対等で素晴らしく愛しい関係性はないと思う。 出会えた縁に思わず感謝したくなるだろう。 人生は有限。
私は夫とこういう関係性でいたいと思うんだけど、あなたはどう思う?
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