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そのはなし、聴きます

習慣やこだわりを捨てる


今この状態が我慢ならないなら、ことごとく自分の選びそうなやり方と反対のことをしていけばいいんじゃない?


・・・と思ったのね。

今の夫に会う前に痛い痛い失恋をして。


死んでもいいほど好きと思った人に、ずいぶんじゃない?という振られ方した時の話。今となってはこんな未来が待ってるんだから、死ななくてよかった(笑)



それで、自分の生活で選ぶだろうことのすべて「反対」をやっていったの。


コーヒーじゃなくて紅茶。

こんなの着たことない!っていう服。 スニーカーじゃなくてパンプス。

バスじゃなくて歩き。

通勤の道さえ変えて、通ったことのない裏道を覚えた。

人柄も意識して「見ず知らずの人にも話しかけるキャラクター」を選んだ。


どうなったと思う?


忙しくなったよ。

大好きで仕方なかった彼を思い出す暇がないくらい。

ボーっとしてたら、道に迷っちゃうからね(笑)



でも彼は戻ってこなかった。

現実に変化はないのね。

ところが自分の気持ちは大きく変わった。


30も過ぎてたら、だいたいの「自分ってこんな感じ」は誰もが知ってると思う。

でも選択肢を変えただけで新しい自分を見つけて、それを不器用ながらも乗りこなそうと

一生懸命な自分に惚れた。



今までの習慣とかこだわりなんて、実は大層なもんじゃないんだな。

って、そう感じた。

結局、一番自分のことわかってないのよ。人間って。


「私のことは私が1番よく知ってる」って思いながら生きていくのと、

「まだわからん!」と思いながら生きていくのだったら、どっちが面白いと思う?


私は死ぬ間際くらいに「ようやくわかってきたぞ~」ってニヤニヤするのが夢。


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